１０月５日（木）
本日は９月の下旬に取材をさせていただいた「紫カントリークラブ あやめコース」に引き続き、メンバーシップの「紫カントリークラブ すみれコース」に取材に伺いました。

紫カントリークラブ すみれコースは、１９６３年ゴルフ日本シリーズ開催・１９７２年日本プロ選手権開催コースとして名高いゴルフ場です。クラブハウスはあやめコースの平坦な屋根とは趣を異にした三角屋根の大変目立つクラブハウスです。



本田・黒木：おはようございます。先日は「紫カントリークラブ あやめコース」を取材させていただき楽しく一日を過ごさせて頂きました。今日はよろしくお願いいたします。
支配人：「あやめコース」とはまた違った「すみれコース」をじっくりご覧ください。一日よろしくお願いします。



黒木：早速ですが、紫カントリークラブ すみれコースを一言でいったらどのようなゴルフ場でしょうか。
支配人：紫カントリークラブ すみれコースの開場は昭和３６年。フラットで幅広いフェアウェイ、風格ある松林に囲まれた林間コースです。すべてのホールが個性的で戦略性も異なり、アリソンバンカー・クロスバンカー、池、樹木等が設計者により効果的、戦略的に配置されています。どなたからもチャレンジ意欲をかきたてられるとの評価を頂戴しております。今日プレーされてお分かり頂けると思いますが、一打、一打が気を抜けず、ゴルフ本来の楽しさを満喫できるレイアウトになっております。グリーン周りは深いバンカーに囲まれ、グリーン自体も２段グリーンあり、砲台グリーンありと変化に富んでいます。

本田：「プロ・アマの挑戦意欲をかりたてるコース」とは聞いていましたが、かなり大変そうですね。黒ちゃん、大丈夫か？
黒木：はっ・・い！頑張ります！

クラブハウス前、フラットで広々している

支配人：ご覧いただけると判りますが、紫カントリークラブ すみれコースのホール全てにブロンズ製の動物像が置いてあります。

本田：それは、どういう意味で造られたのですか。
支配人：１８ホールのそれぞれの動物が表している意味はそのホールの形をイメージングし、また、そのホールはこんな感じでプレーをしてください。と言った意味があります。

ホール毎の動物像も楽しんでください

昭和３６年に野田地域の方々の尽力で開場し、紫カントリークラブ すみれコースの命名者は文化勲章受章者の作家故吉川英治氏である。氏が寄稿したコース由来は今でも２階レストランに掲示してある。動物像は彫刻家今里龍生氏を中心とした全国でも屈指の動物彫刻家達により製作されている。今里氏が代表となりどのホールはどんな動物にするか、伐採が進み、造成されていく地形を見てイメージに浮かべたことが今でも彷彿とさせる。
紫カントリークラブ すみれコースは開場以来、コースメンテナンスに力を入れており、平成１８年１２月には４５年間使用してきた高麗グリーンをベントグリーンに改造。２グリーンともベント化している。それぞれのグリーンがティーショットから戦略性が違うことで、新ベントグリーン（ベント芝Ａ－４種）を「すみれグリーン」、旧ベントグリーン（ベント芝ペンクロス種）を「むらさきグリーン」と命名。紫カントリークラブ すみれコースは伝統的な中にも、新しい息吹を感じさせる。

高く育った松林にセパレートされたホールは長い歴史を感じる

黒木：支配人がプレー中に心掛けていることはなんですか。
支配人：コースの状況を常に注意深く見るようにしています。ラウンドするとお客様の立場からここがこうだ、あそこがこうだと客観的になってみることができますね。そこから支配人の立場で今度は従業員に的確な指示を出さなければなりません。
本田：プレー中にも気が抜けませんね。

黒木：支配人がプレーをされていて好きなホール、相性の良いホールは何番ですか。
支配人：そうですね、手前味噌のようですが全ホールが好きですね。
本田：なるほど、反対に苦手なホールは何番ですか。
支配人：これもまた、特にはありません。強いて言うならば４番ホールでしょうか。攻めても守っても難しいホールです。



黒木：一般的に言って「紫カントリークラブ すみれコース」の名物ホールは何番ですか。支配人：４番ホールと１６番ホールです。４番ホールは何度挑戦しても難しいと言われます。 １６番ホールはセカンドショットが難しく攻めがいがあると言われます。

黒木：支配人のこだわりを教えて下さい。
支配人：紫カントリークラブ すみれコースの特徴の一つである『戦略性のあるコース』を維持管理するため、コースメンテナンスには細心の注意を払っております。フェアウェイのヤードを示す樹木も大切な存在ですので、美観をも考慮にいれながら樹木の手入れをしております。

戦略性高いコースを維持するため
メンテナンスには細心の注意を払う

本田：紫カントリークラブ すみれコースをプレーすると「また、是非プレーしたくなる」と友人も言っていましたが、戦略性を好むプレーヤーにはたまらない魅力があるんでしょうね。
支配人：ありがとうございます。「開場以来、プロ・アマの挑戦意欲をかき立ててきたゴルフ場」とも言われていますので、これからも力は抜けないですね。
本田：具体的にはどどのようなことに注意をしていますか。
支配人：グリーンには細心の注意を払います。また、ホールコンセプトを崩さないようにメンテナンスをしております。

ミスをするとトラブル必至

後半から古川企画部長も合流

黒木：メンバー様のことをお聞きします。紫カントリークラブ すみれコースの現在メンバー様は何名いらっしゃいますか。
支配人：平成１８年９月現在で個人正会員６３４名、法人正会員５５１名、平日会員２１２名で合計が１，３９７名です。

黒木：男女の割合を教えて下さい。
支配人：男性１，２９１名、女性１０６名ですので、９：１の割合です。

黒木：メンバー様の平均年齢はどの位ですか。
支配人：６５歳ですが、お若い方々、ご婦人もゲストとして気軽にご来場いただいております。アットホームな雰囲気づくりにも気を配っています。

古川企画部長

黒木：メンバー様の平均年齢はどの位ですか。
支配人：６５歳ですが、お若い方々、ご婦人もゲストとして気軽にご来場いただいております。アットホームな雰囲気づくりにも気を配っています。



黒木：レストランの雰囲気はどうですか。
支配人：箱根冨士屋ホテルの直営です。静かで落ち着いた雰囲気を出すよう心掛けております。
黒木：眺めも非常に良いですね。では、紫カントリークラブ すみれコースのお薦め料理を教えて下さい。
支配人：松花堂弁当（１，６８０円）・うな重（１，８９０円）・ハンバーグ（１，４７０円）がお薦めです。オーダーの多いメニューにビーフカレー（１，０５０円）もございます。



黒木：料理で工夫されていることは？
支配人：年配の方がいらっしゃいますので、味付けや柔らかさ、材料に気を配っております。また、会員様とビジター様や若い方、ご婦人の要望を取り入れ月替わりのメニューもございます。メニューを改善する意欲は常にもっています。少しでもお客様が喜んでいただければ、と思っております。
本田：確かに、リピーターの多いゴルフ場様はレストランのメニューが大きな役割をもっていることは事実でしょうね。

黒木：昼食時の休憩時間はどの位ですか。
支配人：４０～５０分位です。

松花堂弁当	ハンバーグステーキ目玉焼き添え （サラダ付）
オムライス（サラダ付）	ビーフカレー（サラダ付）

黒木：紫カントリークラブ すみれコースの従業員の方々がお客様に対して心掛けていることはどんなことですか。
支配人：お客様の年齢に応じたサービスを心掛けるように、また明るい笑顔と元気な挨拶を心掛けるよう指導しております。

黒木：紫カントリークラブ すみれコースではジュニア育成のお手伝いを何かされていますか。
支配人：年２回５月と８月にジュニアの育成のために、会員がジュニアに指導をする企画を実施しています。

黒木：研修生の人数と所属・専属プロまたは出身プロがいらっしゃいますか。
支配人：研修生は５人います。プロは樋野寿男（副支配人兼マスター室）と中山篤史がおります。



黒木：バックティーの利用制限は。
支配人：特にありませんが、マスター室の許可が必要です。

黒木：紫カントリークラブ すみれコースのメンバー様の利用状況を教えてください。休日メンバー様はフリーで来場した場合、プレーをすることは可能ですか。
支配人：休日にフリーで来られたメンバー様がプレーできるように、準備してあります。

黒木：休日はやはり混みますか？
支配人：円滑なプレーができるような状態にしてあります。予約状況を良くハンドリングしておくことが重要なことと認識しております。

黒木：紫カントリークラブ すみれコースの年間の開催競技会数はどの位ですか。
支配人：４１試合あります。

黒木：月例会のクラス構成は。
支配人：ＡクラスＨＣが０～１７まで、ＢクラスＨＣ１８～３６までとなっています。



黒木：平日会員対象の競技会はありますか。
支配人：はい、木曜杯３回、土曜杯３回、松の内杯１回、開場記念杯１回、女子競技杯２回があります。

黒木：月例会以外の開催競技はありますか。
支配人：クラブ選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権、スクラッチ競技、理事長杯、むらさき杯などがあります。

黒木：紫カントリークラブ すみれコースにはユニークな競技はありますか。
支配人：ファミリー杯があります。会員とそのご家族、又は友人、知人がペアとなり和気合いあいと競技を楽しんでいただいております。



黒木：練習場施設はどうですか。
支配人：２５０ヤードの１７打席の打放しとアプローチ・バンカーの練習場があります。

黒木：紫カントリークラブ すみれコースの春・夏・秋・冬とそれぞれの季節の特色は何でしょうか。
支配人：訪れる方々に四季折々の変化を楽しんでいただいております。特に、春はさくらで１３番のロングホール右側は素晴らしいです。
夏は１７番ホールのさるすべりの花が見事です。
秋は７番ホールの売店横の紅葉はきれいです。
冬は４番ホールティーグランドよりクラブハウスを眺める夕焼けは素晴らしいです。

距離もたっぷり練習場

バンカー・アプローチ練習場

黒木：女性会員様は先程１０６名いらっしゃるとお聞きしましたが、制限はありますか。
支配人：特に制限はございません。

黒木：食事メニューの中に”レディースランチ”はありますか。
支配人：“レディースランチ”はありませんが、女性のお客様は松花堂弁当（１，６８０円）をよくご注文いただきます。今後”レディースランチ”を検討していこうと思っています。

黒木：女性の施設の評判はどうですか。
支配人：一定の評価はいただいておりますが、１９年春に、化粧室の改装も予定しています。

コンシェルジュデスク

黒木：女性プレーヤーにとって一番難しいホールは何番ですか。
支配人：１８番ホールが一番難しいと思います。ティーショットを打つとセカンドショットの距離が約１２０～１５０ヤード残ります。グリーン手前には大きなバンカーがあり、レイアップするか、狙うか非常に迷うところです。すみれコースは全体的に長いため、女性には難しいかもしれませんが、多くの方々がご来場いただいております。

黒木：乗用カートはありますか。
支配人：乗用カートは７台あります。原則として満７０歳以上の方か、お体の不自由な方に限定されております。



黒木：紫カントリークラブ すみれコースは基本的にキャディ付の徒歩プレーということですね。
支配人：はい、そうでございます。

黒木：今日はいろいろとゴルフ場の素晴らしいところをお聞きしましたが、最後に支配人様からまとめて紫カントリークラブ すみれコースのご自慢なところをお願いします。

支配人：紫カントリークラブ すみれコースは、まず競技志向の方、又は企業のお仕事にご利用される方には最適なコースです。会員様同志が家庭的な雰囲気をお持ちでとてもよいコミュニケーションが取れていると思います。そして風格と伝統に充分応えられるコースであると自負しております。 ただ、すみれコースはゴルフ会員権の売買によっての名義書換（ゴルフ場のみでの取扱い）はしておりませんのでご注意ください。

本田・黒木：お忙しい中一日を取材にご協力いただきましてありがとうございました。ゴルフ会員権を検討されている方へご紹介させていただきます。