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日刊ゲンダイ

『ゴルフライフを満喫する賢いホームコースの楽しみ方』

『ゴルフライフを満喫する賢いホームコースの楽しみ方』
2013年10月3日発行

『質問』
「最近は安くプレーできるので、ゴルフ会員権はいらない」という話を聞きます。
また同じコースでプレーしていたら、飽きたりしないか心配です。
会員権を持つメリットを教えてください。

『回答』
バブルの頃は、メンバーでなければ予約ができない、平日でも予約はキャンセル待ち。
しかもビジターのプレー料金は平日で3万円、休日になると4万円という異常な状態でした。
しかし、バブルがはじけ、ゴルフ会員権の相場同様、プレー料金も現在は平日なら1万円を切ってメンバー料金とほとんど変わらず、休日でも1万円台でプレーできるゴルフ場も多くなり、メンバー紹介も不要と敷居が低くなってきました。

とはいえメンバーになれば、それ相応のメリットはあります。
まず最大の利点は、「自分がプレーしたい時にラウンドできること」です。
たとえ前日でも、ゴルフ場へ連絡すれば調整してくれます。
1組そろえる必要もなく、1人でも大丈夫です。
月例会などに参加すれば、同じ趣味を持つ仲間がたくさんでき、ゴルフの上達にもつながります。
楽しみも増えるでしょう。

皆さん、いろいろなコースを回ってみたいと思いがちですが、同じゴルフ場でプレーをするのも良いものです。
同じコースならその日の調子や、飛距離、スコアが縮まってきているか、明確にわかります。
ある意味、上達への近道ともいえるでしょう。

会員権は財産ですので、飽きはしなくても年齢的なもの、ケガや引っ越しなどで会員権を利用しない場合には売却することもできます。
仮に購入時と同額で売却できるゴルフ会員権があるとします。
このゴルフ場の名義書換料は100万円、これは返却されません。
休日でメンバーとビジターのプレー料金差額が1万円とすると、月に2回プレーすれば年間24回×差額1万円=24万円となり、4年2カ月で名義書換料の元が取れる計算になります。
実際は年会費が別途必要となるので、もう少し回数は増えますが、長く保有すればするほど、数多くプレーすればするほど、安くプレーできることになります。

安くプレーすることだけが必ずしもメンバーになるメリットではありませんが、思う存分ゴルフを楽しめて売却時にキチンとお金が戻ってくれば、それに越したことはありません。
経済状況によっては購入時の価格を上回ることもあります。
ゴルフ会員権の価格だけでなく、名義書換料、毎年必要となる年会費も含めて、検討材料としてください。

ただし安さばかりに目がいって、メンバーとしてのメリットが少ないゴルフ場を選んでも意味がありません。
投機目的ではなく、あくまでゴルフを楽しむためのゴルフ会員権選びです。
メンバーになった時、あるいは退会する時に「このゴルフ場のメンバーになれて良かった」と思えるような満足度の高い、価値のあるゴルフ場・ゴルフ会員権を見つけてください。

 

 

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